憂鬱な朝 NOBLE COLORS
作画:日高ショーコ
原作:タキエ

【内容紹介】
10年に及ぶ連載が、2018年10月発売の最終巻をもって、ついに完結した「憂鬱な朝」。
その完結を記念して、ファン待望の愛蔵版が登場!!
美麗なカラーイラストを始め、番外編やショート読み切りなど、これまでに描き下ろした小冊子やペーパー等の短編を網羅!!
作家と作品の裏側に迫る、インタビューなども収録した永久保存のコレクションBOOKです。



【ネタバレ感想】
神作品「憂鬱な朝」のコレクションBOOKはやっぱり神ですね。
イギリスから帰国した時のストーリーを、どうしても読みたくて購入しました。

「憂鬱な朝」を好きな方は、わりと持ってるんじゃないでしょうか。
持ってない方がいたら、購入したくなるようにネタバレしていきたいと思います。

まずは表紙などのイラスト集。
はぁうぅ~素晴らしくて、言葉が出ません…。

続いてキャラクター紹介。
暁人と桂木は印象的なシーン付きです。


ここからは描き下ろし。

Introduce
初めて石崎が桂木に会った時のストーリー。
偉そうな態度の桂木に、石崎は腹立たしげです(笑)


コミックス2巻限定版小冊子
Escape
暁人が10才、桂木が21才のストーリー。

朝からいなくなってしまった暁人。
使用人たちが探していますが、夕方になっても見つかりません。
放っておけと言う桂木。
相変わらず冷たい(苦笑)

夜になり、こっそり戻ってきた暁人は、あっさり桂木に見つかります。

今回だけ大目に見てくれた桂木は、自分の部屋の鍵を渡し、一人で考えたい時には使っていいと言います。
ただし、桂木が外出している時だけ。

「桂木は恐いのか優しいのかいつもよくわからない」と思う暁人。

そして、翌日、桂木がいるのに遊びに行ってしまい、きくに引き渡されたのでした(笑)


Dance
暁人が14才頃のストーリー。

暁人のダンスの練習のため、桂木が海外留学の経験がある婦人方を招きますが、暁人は終始ぶすったれた顔。

婦人方が帰った後、桂木がダンスの相手をしながら、処世術を身に着けるよう諭していきます。

「本心などーーー信用のできる相手にだけ見せればよいのです」と言う桂木に、「今のお前みたいに?」「お前って僕には本音を言うわけだ」と嬉しくなる暁人。

4コマ漫画では、女役の桂木にいっそドレスを着たらと言いかけた暁人が、桂木に足払いされて転がされてます。


Distance
暁人が16才頃のストーリー。
西園寺重之が久世家を訪ねてきますが、自分も話し合いの席に同席するという暁人を桂木が突っぱねます。

以前、桂木とキスするところを見ているので、重之のことは特に嫌っている暁人。

桂木を知りたいと思うのに、どんどん離れていく気がするのでした。


Symptom
暁人が14才、桂木が25才のストーリー。

衣装を仕立てている桂木のところへ向かう暁人は、胸がはだけた桂木を見てしまいます。

ノックもせずに入ったことで叱られる暁人ですが、ドキドキしてしまい、この時に芽生えたようです(笑)

桂木の採寸表を入手しようとしたのに、田村のものを渡され、桂木の体つきと思って妄想する可哀想な暁人なのでした(笑)


Same Color
桂木と関係を持った後のストーリー。
衣装の仕立てのために暁人を呼びに来た桂木ですが、暁人は本を読みながら寝落ちしていました。

暁人の髪と顔を触り、本を片付けて出て行く桂木。
暁人は寝かせておいて、代わりに桂木が生地を選ぶことにします。

ふふふ、愛を感じるな~。
そして、な~んだ、この時にはもう好きになってたんじゃないのって嬉しくもなりました。


Picture
暁人の子供の頃の写真を見る雨宮。
暁人は桂木と一緒に撮りたいと言っても、頑なに拒否されたようです。

雨宮が持っている学生時代の桂木の写真を見て、きゃっきゃしています。
かわいい。

その頃、石崎家で写真を撮ることあっさりOKする桂木でした。
もちろん、石崎は暁人にその写真をくれます。
本当に良い友人。


In the past
まだ二人が「おかしな関係」になる前のストーリー。
石崎の父に誘われて芸者のいる店に行った暁人は、桂木とすれ違いお互い驚きます。

暁人が女遊びをしていることを知って、不機嫌になる桂木。
そして、桂木に怒ってほしかった暁人。
すれ違う二人でした。


Long Ago
暁人が17才、桂木が28才のお正月。
完全に反抗期の暁人は、桂木に対する態度も表情も以前とは全く違います。

14才の頃は年始の挨拶回りの順番も覚えられず、服もきちんと着られず桂木の世話になってばかり。
性格も素直でした。

なのに、今のふてぶてしい態度の方が昔より嫌いに思えない桂木は、それがなぜか分かりません。

…ふっ、それは愛だよ、愛。


Gossip
暁人が久世家を出て、ホテル暮らしをしている時のストーリー。
ミルクホール(軽食屋)で新聞記者の噂話を収集している暁人。

桂木の話が出て腹を立てる暁人は、何も言えなかった自分にも腹を立てていました。

ホテルに戻って桂木に話すと、桂木は馬鹿馬鹿しいと一蹴します。
その反応がドライすぎてつまらないと思った暁人は、「お前がイヤがる僕をムリヤリ床に誘って懐柔している」という噂があると嘘をつきます。

取り乱して部屋を出て行く桂木を、必死で止める暁人。

このあと仲直りエッチしたかな~と、余計なお世話を妄想してしまいました(笑)


Stay with me
ホテル暮らしをしている暁人が、14才の頃の夢を見ています。

当時、一緒に外出することはほとんどなかった暁人と桂木。
従者を付けてくれないので一人で行動することが多い暁人は、桂木も学生の頃から一人で外出していたと聞きます。

「私は使用人ですから」と言う桂木に、「そういうの関係ないだろ!?」「僕もお前のように何でも一人でできるようになりたい!」と言う暁人。

『あの頃ーーー桂木は僕を困ったような目で見ることが多かった』と思い出していました。

久世家を乗っ取り、暁人を放り出す算段をしていたのに、暁人にこんなことを言われて、少し困惑していたのではないかなと思います。

桂木に起こされた暁人は、石崎家まで送ると言って聞きません。
まだ暁人の後ろを歩いているとはいえ、桂木と一緒にどこかへ行けることが嬉しいのでしょうね。


Same as before
久世家で桂木が暁人と一緒に食事をとるようになった後のストーリー。
桂木は、鎌倉から来たばかりの幼い暁人を思い出しています。

食事のマナーを桂木に叱られ、仕事に戻ろうとする桂木の袖をつかみ必死で止める暁人は、慣れない家と使用人を怖がっていたのでした。

同じく子供の頃に養子として引き取られ、同じような不安を抱えた時期があった桂木は、少し同情して「今日だけですよ」と言ってあげます。

現在に意識が戻った桂木は、一緒に食事をするのは今回で最後と暁人に言います。

子供の頃と同じ顔で袖をつかみ、行かないでと懇願する暁人に「何年経っても変わらないものもある」と思う桂木でした。


ぼくの宝物
旧領地へ向かう途中で転んだ暁人は、桂木の写真をばらまいてしまいます。
その写真は、実は雨宮の秘蔵コレクション(笑)

返せ、嫌だとやっていたら写真が川に落ちてしまいました。
迷わず飛び込む暁人ですが、足を滑らせた雨宮を助けて写真は拾えません

なぜか急に、水に沈んで流されたような気がする桂木でした(笑)


応募者全員サービスペーパー&店舗限定特典など
本編には出てこなかった小話がたくさん!
約40ページもあり、読み応えあります。


That was then, This is now.
今晩も部屋に行くと言う暁人に返事をしない桂木。
「許しもしなければ拒否もしない」「いずれ暁人様もこの関係に飽きる」と思っています。

暁人が部屋に行くと、珍しく疲れて寝落ちしていた桂木ですが、寝たふりと勘違いした暁人は、「イヤなら戻るよ」と言って桂木の髪を触り、首筋と頬にキスして出て行きます。

その後、わざわざ暁人を探しに行く桂木は、自分が暁人との関係を嫌だと思っていないことにまだ気付いてないようです。


扉絵コレクション
Scene46までしかないことに驚愕。
そうか、8巻ですもんね。
内容が濃いので、この倍くらいあったような気がします。


人物相関図
これは単行本に付けてほしい人も多いのでは?と思います。
ネタバレ箇所は省くとしても。


キーワード解説
明治維新前後って曖昧だったので、これは助かりました。
より一層理解が深まったと思います。


SPECIAL INTERVIEW
作画担当の日高先生と原作担当のタキエ先生のロングインタビュー!
10年もの間、お二人で作り上げて来られた裏話を知ることができます。


最終話ネームラフ大公開!!
電子版を購入したので、すんごい拡大してみましたが、見づらくて読めない箇所もたくさん。
紙媒体も買おうか検討中です。

内容はほとんどそのままですが、修正がどう入ったのかを知ることができて、得した気分です。



ドラマCDアフレコレポートまんが
自分の中で作り上げたイメージと違うので、ドラマCDってどうしても抵抗があるんです…。
でも、これも日高先生とタキエ先生の作品なんだから、食わず嫌いしないで聞いてみようかな。


ドラマCDキャストコメント
食わず嫌いしてるくせに全部読みました(笑)


そして、ついに留学先のイギリスから帰国する暁人!!

Gleam of Dawn
元気に船を降りてきた暁人を見て胸が詰まる桂木。

何度も桂木の名前を呼びながら駆け寄った暁人は、ハグする気満々だったのに、開口一番「何故髪を切らないのですか」と言われ、広げた腕のやり場がなくなります。

桂木ぃーー!照れ隠しも程々にしてーー!!二年振りでしょーー!!

「そんな奴はほっとけ!」とハグしてくれる石崎が大好き。
田村は嬉し泣きしてるし。

祝福ムード一色でみんなと言葉を交わす暁人を黙って見つめる桂木を見て、暁人に「今すぐここを抜けろ」と二人きりにさせてくれる石崎。
本当に良い人!さすが親友!!

桂木は桂木で、髪のことは今言うことではなかったと一人反省中。
和気あいあいとした雰囲気が苦手で、みんなの輪に入ろうとしません。

そこに飛びついてきた暁人。

二年前に暁人を送り出したホテルの部屋で待っていてくれたと石崎から聞いて、いてもたってもいられなくなったようです。

関係者はいなくなっても、まだ人目があるのにキスする二人。
もう既にお互いしか見えてないのでした。

それからしばらくしたある日、桂木の家を訪ねる暁人。
きくが住んでいた家に、今は桂木が住んでいます。

暁人はまだ髪を切りませんが、うるさく言わない桂木。
それには、桂木にしては珍しくロマンチックな理由がありました。

と思ったら、次の日の朝また髪を切れと言ってましたけども(笑)


Life
交換した懐中時計が傷だらけになっていることが気に入らない桂木。
自分は暁人だと想って大切にしていたのに…と。

自分の懐中時計を直矢に取られていた暁人は、やっと取り戻しますが、落として結局傷をつけてしまうのでした。



269ページもありますからね~、本当に読み応えたっぷりです。
しかも、イラストばかりじゃなく、限定特典に描き下ろしと内容も豊富なので、読まなきゃ損としか言いようがありません。


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