著者:くれの又秋
【内容紹介】
嫌いになれない、ズルい人
ゲイAV男優スカウトマンである巳鹿島(みかじま)に見初められ、迫られていた警察官の新田(にった)。
一線を越えて以来、ふとした瞬間に生々しい感覚を思い出し、疼く体を持て余しては、自己嫌悪に陥っていた。
そんなある日、大ファンである小説家・御子柴(みこしば)の本を買いに書店を訪れた新田は、有馬(ありま)という一人の男に声をかけられる。
御子柴作品について熱く語る内にデジャヴを覚えるが、そこへ偶然にも巳鹿島が現れて――。
【ネタバレ感想】
1巻の最後で、ついに一線を超えてしまった二人。
もぅ、キャー!キャー!って言いたくなるエッチでした。
早く忘れたいとか言いながら、巳鹿島のことばかり思い出して、お風呂場でオナろうとしてハッとしてます。
ふふふ。嫌よ嫌よも好きのうちってね!
本屋で御子柴の本を取ろうとして偶然出会った有馬ですが、本当に偶然なんだろうか。
初対面なのに待ち伏せしたりして、なんか…ちょっと嫌な感じ。
有馬と御子柴の本の話をしていると、巳鹿島が目ざとく見つけて寄ってきます。
「だーれだ」とかやっちゃう巳鹿島も、照れる新田も可愛くて仕方がない。
有馬が帰り、また新田を自宅に誘う巳鹿島ですが、断られてしまいます。
「あの時ちゃんと断ったじゃないですか」「だからもう、こういうのは無しに…」と言う新田に、「『僕のことが嫌い』以外の理由は受け付けません」と言う巳鹿島。
「…ズルい人」という新田に、「嘘でも『嫌い』って言えばいいのに」と思う巳鹿島。
嫌いじゃないのに嫌いとは言えない、素直な性格なんでしょうね。
あーカワイイ。
そこへ、巳鹿島を迎えに男性がやって来て、引きずって連れて行きます。
次の日、その男性が交番にやってきました。
巳鹿島の従兄だという恵は(巳鹿島と顔そっくり)、仕事終わりの新田を引きずって巳鹿島の家まで連れて行きます。
ご飯をご馳走してもらうことになった新田は、料理する巳鹿島を手伝いながら手際のよさに感心していました。
新田の手料理もご馳走すると、前に話していたことを覚えていた巳鹿島に「僕のなんかわざわざ食べなくても…」と言う新田ですが、「も~分からない人だな」「僕だって好きな人の手料理くらい食べたいですよ」という巳鹿島と、照れる新田。
やだ~もぉ~やっぱ二人ともカワイイ!
そりゃ、恵に「いちゃついてる」って言われるわな。
二人に興味がわいた恵に全部話すことになってしまい、新田がお巡りさんになった経緯も話します。
お父さんも警官だったんですね。
身内に厳しかったお父さんは、指導どころか一度も手助けしてくれなかったそうで、「…俺が今いる場所は、全て自分自身が培ってきた結果だと思ってます」と話します。
真面目な良い男ですね。
恵も巳鹿島も酔いつぶれてしまい、セーブしていた新田は帰ろうとしますが、その時に巳鹿島が目覚め、新田の肩にもたれかかりながら、お父さんの話をさらに聞きます。
警官になって不安になったりすることもあるけれど、憧れたのは本当だったと微笑みながら話す新田を見て、「新田さんのそういうとこ、好きですよ」と言う巳鹿島。
どうして自分なのか分からないという新田は、自分に自信がないのか自己評価がかなり低い様子。
自分の欠点を上げ連ねる新田を見かねた巳鹿島が、「謙遜するのも結構ですが、言い過ぎですね」「じゃあ僕が教えますよ、あなたの魅力」と言い出します。
「その代わり、一つ言うごとにキスさせてくださいね」って、巳鹿島のテクニックまた出たーー!
寝ている恵の様子を気にする振りして、一瞬の隙に新田の動きを封じた巳鹿島は、いっぱい新田の魅力を挙げて、いっぱいキスします。きゃ。
ついに「わかりましたから、も…やめてください…」と言う新田。
カワイーー!!
それからしばらくして、交番に有馬が訪ねてきます。
御子柴作品が面白かったから、また自分に合う本を探してほしいと言う有馬に、新田は素直に喜びます。
カフェでお茶しながら本のことを話す二人ですが、有馬が巳鹿島のことを聞いてきます。
実は、巳鹿島のことを知っていた有馬は、ゲイAV男優でした。
凄腕のスカウトマンだった巳鹿島と仲の良さそうな新田を見て、「そういう仲なんじゃないか」と思っていたと言われ、新田は否定します。
「…じゃあ頼んでみてもいいかな」と呟く有馬。
「最近仕事での起ちがあんま良くないんですよね」と、巳鹿島に相談できるよう取り持ってほしいと言われます。
そこへやってきた恵は、新田の手を力ずくで握る有馬を見て「人にものを頼むときは、もっと慎重にならなきゃ」とやんわりやめさせます。
恵オトナだなー。
巳鹿島は前の職場(ゲイAV)に呼び出されたと聞き、複雑な顔をする新田を見て、もしかしたら戻るのかもねとイジワルを言う恵。
恵コドモだな…(笑)
「主役が俺じゃないなら、アンハッピーエンドも大歓迎」なんですって。
この人はストレートらしいけど、ドSだと思う(笑)
面白そうな話が大好きな恵は、有馬と巳鹿島をセッティングしてあげると言うのでした。
その条件として、話が聞こえるようスマホをつないでおくように言い、恵と新田は別室で聞いています。
そして、巳鹿島に会えた有馬は「俺のこと抱いてくれませんか」とお願いするのでした…。
手中に落としていいですかドラマCDレポ
ドラマCD出てるんですね。
YouTubeでサンプルが聞けるので、ちょこっと聞いてみました。
何だか、イメージと違うような合ってるような。
興味のある方はぜひ。
5.5
眠る新田はエッチな夢を見ています。
巳鹿島に触られて舐められる夢を。
朝だからと言うのもあるでしょうけど、おっきしちゃった新田の新田を触りながら、今日の予定を立てています。
無意識のうちに巳鹿島に触られた感触と記憶を辿りながら。
7.5
エッチな新田の夢を見ていた巳鹿島。
こちらも巳鹿島の巳鹿島がおっきしちゃってます。
ま、朝ですしね。
電話で御子柴と色々話してからトイレに行きますが、まだおっきしたままの巳鹿島の(略
夢を思い出しながらトイレで抜いてます。
「本物がいいな、本物が」と呟く新田。
でしょーねー!
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